毎日がひとりオフ

当たり障りのない日常

音声入力で自分を分析する

音声入力でのブログ記述を始めて何日か経ったんですが、音声入力によって、自分の文章の癖というか、ひいては思考の癖のようなものが見えてきたのです。キーボードでタイピングしていた時は全く気づかなかったのですが、ここは直したほうがいい、という部分が入力中に見えてくるようになりました。

例えば、僕が下書きした音声入力の文章には、「のようです」とか「だそうです」とか「思います」とか「のような気がします」とかといった、断定を避ける言い回しが非常に多くありました。何かを書くときは言い切る形で書いてしまったほうが伝わりやすい、と言う事はわかっているものの、ついついこの言い回しを使ってしまっていたようです。ほら、今もまた使っている。

この癖に気づいたとき、これは音声入力のメリットだな、と思った事が3つあります。

1つ目は、文章を口で話すことによって、直すべき箇所が見つかりやすいと言うこと。これはよく「自分の書いた文章はいちど口に出して読んでみると良い」と言われることからも明白ですね。口に出すことによって、くどい言い回しや、違和感を感じる文脈に気づくことができる。さらに、音声入力だとそれをリアルタイムにできる。これは非常に便利です。

2つめは、最初にも書いた、自分がおそらく深層心理に持っているであろう「思考の癖」に気づくことができたと言う点。上に挙げた例でいくと、自分には、とにかく断定を避けたり、曖昧な言い回しでその場をしのごうとする癖があるようです。このことから、断定を避けることによって、とにかく目の前の責任から逃れようとしている自分の弱点に気付かされました。音声入力では、ある程度すらすらと文章が書けます。余計な思考を挟む余地が少ないと言う事は、それは素の自分だということ。これは、音声入力で自分の直すべき弱点が浮き彫りになったと言う事。これは思わぬ副作用というかセレンディピティーというか。音声入力によって自分の思考までも整理ことができたのは意外でした。

最後は、ダラダラと入力した音声入力の文章は、とにかく直すべき部分が多い、ということ。という事はすなわち、自分がしゃべっている言葉は聞き取りづらい、わかりづらいという事でもある。音声入力で文章を書くということが、単純な文章入力の効率化だけではなく、会話であったりプレゼンであったりといった、喋りが必要な場面での練習になる、ということにも気づかされました。

普段SNSだったり仕事だったりで書く文章を口に出す事は少ないですが、音声入力を使うことで必然的に口に出し、それを目にすることになる。そこから気づけるいくつかのことは、非常に大きなメリットではないか、そんなふうに感じました。なかなか奥深いぞ、音声入力。