昨日、前々から気になっていた、キングジムのポメラを購入。
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少し前、Blogちゃんと再開したいけど、わざわざパソコンを置いているデスクに座るのは面倒だなーと思っていたところに、小型のテキスト入力のみに特化したツールが発売されるというニュース。
その時点では見て見ぬ振りをしたけれども、昨日「台数限定の特別カラーバージョン発売」というニュース。
給料日ということもあって、梅田のヨドバシカメラにてターコイズブルーのポメラを衝動買い。
餅は餅屋
購入して一日目、さっそく使用感を確かめつつ、はてなダイアリー用の文章を認めているのだけれども、これはいいツールを買ったなぁと満足。
すっげー使いやすい。あまりに気に入ってしまい、長文書いてしまう有り様。
すでに色々な方面で触れられているとおり、ポメラ最大の魅力は、コンパクトなボディに、折りたたみの日本語キーボードが内蔵されている点。
で、このキーボードを実際使ってみたところ、思った以上にキーストロークがよくて書きやすい。膝上で入力しても、ほとんど負担を感じない。
液晶はかなり小型のモノクロで、一般的な電子辞書よりもさらに小さい。
ただ、ドットが細かいおかげで、文字の荒さや見辛さは感じない。
書体も、最小表示で見やすいよう配慮された丸ゴシックで、アンチエイリアスが掛かってるんじゃないかと思うくらい、きれいな文字が表示されている。
机やひざの上にポメラを置いて入力する分には、なめらかな文字として視認できている。
少しだけ、詰めの甘さを感じる
ポメラの日本語入力には、パソコンやMacでもおなじみのATOKが採用されている。
……のだけれども、変換性能の弱さが少し気になる。正確に言うと、ATOKの持っている単語が少し偏っている。
例えば「とっか」と入力して、変換候補に出てくるのが「特価」と「徳化」のみってぇのはなんとかなりやせんか。
携帯でももっと豊富な変換候補が出てくることを考えると、もう少し辞書は煮詰めてほしかったところ。
あと、細かいけど気になった点がひとつ。
ポメラはボタン電池を内蔵していて、本体の電源を切ってもデータを保持してくれるのだけれども、電源を入れ直した際に、カーソルがテキストの最上段に戻ってしまう。
電車の中で文章を書いたあと、移動してカフェでもう一度電源を入れた際に、またもとの入力位置までカーソルキーを使って移動しないといけないのは結構手間。
本格的な長文を書く人は、セクションごとにファイルを分けるなど、なんらかの工夫をした方がいい。
機能が物足りなけりゃNetbookを買え
ほか、ポメラについていそうでついていない機能を挙げていくと。
- インターネット・メールが使えない
- バックライトが非搭載
- 辞書がない
- ソフトウェアカートリッジなどによる拡張性がない
といったところか。
特にバックライトに関しては、「セミナーや会議のスライド投影時など、暗い環境でも書き物をしたい」といった要望がありそう。
そういう希望のある方は、迷わずNetbookを選択したほうが良いかと。そもそも、60,000円も払えば、ポメラより高性能なNetbookが買えるわけで。どちらにせよ、ポメラはNetbookのようなサブ端末ではなく、それらとは別枠の周辺機器という立ち回り方が似合っている。
文字入力の楽しさを思い出した
すっかり浮かれてしまって、たかが電子機器ひとつにこんな長ったらしい文章を書いてしまった。でも、文章を書くのが好きな人なら、1時間も使えば、ぼくが感じたポメラの楽しさを理解できるはず。
入力しやすいキーボードに、電源を入れてすぐ入力できる手軽さ。もしこれが学生時代にあったら、ずいぶんレポート書きも楽しくなっていたことだろうに。
むしろ学生こそポメラを携帯すればいい。
そんなこんなで衝動買いを無駄にせず、今後はブログ用を書きためていけたらなぁなんて思う次第。