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「You can not escape from death.」の適切な和訳

餓狼伝説シリーズのどの作品かまではわからないんだけど、ボスのギース・ハワードが、バトル前の掛け合い時に「You can not escape from death.」って嘯くんですよ。一部の作品では「You can not escape wrong death」に変わってたりもします。
なかなかシンプルな英語、かつ、ギースの冷徹さをよく表しているセリフなので、結構有名なものであったりします。

で、このセリフ、果たしてどう訳すか、っていう話なんですが、すごくいい翻訳を見つけたなーと思ったので、紹介しとこうと思いました。

さて、このセリフをどう訳すのが適切か、なんですが、まあ普通に直訳すると、「貴様は死から逃れられない」ですよね。
意味的には全く問題ないし、和訳としてそこまで不適切ではない。

でも、少し考え方を変えた、すごい適切な翻訳が、ピクシブ百科事典にあったのです。
それが以下。

「You can not escape… from death」 貴様には死あるのみだ

ギース・ハワード (ぎーすはわーど)とは【ピクシブ百科事典】

これ読んだ瞬間、ほえええってなりましたです。
英語の拙い自分が翻訳しようとする時、まず同じ文面から適切な訳に掘り下げちゃうことが多いんですが。この翻訳、「絶対できない」という言葉の意味を反転させて、「〜〜は絶対だ」に置き換えることで、表現としてより自然な言い回しになってるんですよね。

ほら、映画でもクソみたいな翻訳あるじゃないですか。
自分が見た中で強烈なやつだと、スターウォーズ EP3 の終盤で、自分を討ち取ったオビ=ワンにアナキンが「I hate you!」と毒づくシーン。
これ、今のBlu-rayソースを見ていないので修正されたのかは不明なのですが、劇場上映時の字幕が「お前を憎む!」だったんですよ。まさかのひねりもクソもない直訳。
最後の最後で「お前を憎む!お前を憎む!」の連呼が来た時にはなかなかの興ざめでございましたよ。

読者へ適切な「意図」を伝えるためには、原文の意味を反転させてしまうことも考える。
別に翻訳に限らず、何か物事を伝える上では、直接的なルートを示すだけでなく、ゴールまで導くために適切な方法を考える。
翻訳については門外漢ながら、大変目から鱗な翻訳でした。