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毎日がひとりオフ

ネットの話題とITと音楽。

劇場版Steins;Gate 負荷領域のデジャヴを見てきた

Steins;Gateが好きで好きで仕方ないんですよ。

アニメは見ていないんですが、ゲーム版ですっかりはまって。

ぼくはiPhone版で遊んだんですが、買った当初、夜20時にプレイし始めて、止めどころが見つからず、ボロボロ泣きながら翌朝の10時まで徹夜で遊んでしまったのを覚えております。

スピンオフ小説とか「高い高い」と辟易しながらもそろえてしまっている自分がおります。 スピンオフどころか、一般人の書いたショートショートをEvernoteに保存して楽しんでいるくらい。

スピンオフでも、いわゆる同人作品でも、大幅な設定の崩壊さえなければ、物語の「可能性」として許容出来るのが、Steins;Gateの面白いところ。

で、そのシュタインズゲートのオフィシャルな完全新作・正当続編となる劇場版が、20日封切り。

どうしても見たくなり、深夜0:00スタートっていうレイトショーのチケットを取ってしまいました。

チケットとパンフ

しかしなんですな。

せっかくだからいい席で、と思ってこの時間かつ3日前に予約したんですが、今日劇場の予約システム見たら、24:00スタートのレイトショーが満員で、さらに1:50スタートのレイトショーが追加されてましたですよ。 封切り日だからかも知れませんが、そんな時間に見に来る人・帰る人ってどうしてるんでしょうね。 劇場スタッフのみなさん、ご苦労さまです……。

満員の場内。あんたらどうやって帰るんですか。

劇場版Steins;Gate 負荷領域のデジャヴ 感想

以下からネタバレを含みますので、ご注意。原作アニメ・ゲームのネタバレを含みます。

いやー、泣いた泣いた。

原作をプレイしてる時も、いい歳こいたおっさんが部屋で号泣しながらゲームしてたわけなんですが、もうその感情移入の下地が出来ている。

見知ったキャラクターの気持ちが、自分の胸にガスガス入ってくることこの上ない。

封切り前に同じくファンの友人と「ハッピーエンドのアフターストーリーなんて、蛇足覚悟で行かないと怖いね」なんて話してたんですけど、いい意味で期待を裏切られました。

原作ファンには絶対見てほしい内容でした。

一見さんには厳しいストーリー

ただ、そのせいで、ぼくの後ろで見てた方なんかは、終劇後に「なんかよーわからんかった」と難しい顔をしてらっしゃいました。

仕方ないよね、これまで全部見てきたファン向けだもんね。このシリーズ知らない人がこれ見ても、正直ちんぷんかんぷんだと思います。

興味ある方は、買うなりTSUTAYAでレンタルするなりして、原作のストーリー*1を把握しておかないとひどい目に合います。

普段、アニメ映画って、ジブリかエヴァくらいしか見ないんですよ。

作品によってはテレビシリーズの再構成だったりするみたいですけど、アニメにしろドラマにしろ、テレビでやってた作品って「元のシリーズ知ってることが前提の作品」だったりするんでしょうかね……。

「観測者」としての牧瀬紅莉栖

原作での主人公は「岡部倫太郎」なのだけれども、今回のストーリーにおける主役は、ヒロインの牧瀬紅莉栖*2

彼女が世界線変動を観測し、「過去改変を行ってはいけない」という岡部の意思ではなく、自らの意思で消失した岡部をいかに世界にとどまらせることが出来るか、運命と戦う、というのが大きなストーリー。

世界線変動による「観測」と世界線再構築を、原作の岡部ではなく、紅莉栖が体験することになります。

岡部の苦しみを共有する紅莉栖

今作の見所は、間違いなく「主役」の紅莉栖ですね。

岡部を「観測したい」と苦しみながらもがき続ける紅莉栖の姿に、何度も泣いてしまいました。

原作では、まゆりと紅莉栖を救うために岡部が経験した世界線漂流のあと、何も知らないはずの紅莉栖が別世界線の記憶を少し思い出す形で物語が終わるんですが、今作ではその苦しみを紅莉栖が経験する。

岡部と同じ苦しみを、今度は紅莉栖が岡部を救うために経験し、紅莉栖が岡部に「救われた」ということを事実として認識し、いっそう仲間としての絆が深まっていく。

岡部と同じようにもがき続け、岡部の意思と自らの願いが交錯し、涙をこぼす紅莉栖の姿に、ゆるんだ涙腺が崩壊。

劇場で鼻すすりながら、紅莉栖の姿を追い続けてしまいました。

あと原作では見られない、紅莉栖のデレた姿*3にもちょっとニヤニヤと。助手かわいいよ助手。

やっぱり発生した「矛盾」

先ほど、Steins;Gate初見らしき方が、理解できずに難しい顔をしてたと書きましたが、逆にかなりコアなファンらしき人は、設定についてツッコミまくるトークをしていらっさりました。

タイムマシンもののSFは、タイムパラドックスが危険だ、とか言いながら、厳密にストーリーを追って行くとタイムパラドックスを引き起こしていたりするんですが、今作は特に、原作との矛盾が発生しています。

例えば、岡部の存在しない世界線に、未来ガジェット研究所が存在しうるのか、という問題。岡部のいないr世界線では、ラボメンナンバー001が欠番ということになっているけれども、その理由についての説明がまったくない。

まゆりがラボに入り浸るようになったのも「オカリンの人質だから」なのに、設立者がダルのラボに入り浸っているのは、なにか説明が欲しかったです。

まあ後だしじゃんけんなので、ツッコミどころがあるのは仕方ないと思いました。

グッズがほとんどなくて安心した

あー、すっごい余談なんですけど、どうせグッズコーナーでまた搾取されるんだろうなーあははーとか思って覗いてみたらば、意外にもパンフとステッカーしかおいてありませんでした。

どうやら映画関連グッズは、専門のショップにおいてある模様。

ああ、意外に少ないのね、じゃあ買っとくか、とお財布をゆるめてしまいましたが、これも機関の陰謀ですかね。それともシュタインズゲートの選択?

グッズ買っちまったよう

正当続編と取るか、蛇足の物語と取るか

今作、見る人によって、新作として純粋に楽しめたか、矛盾に辟易して蛇足と切り捨てたかに分かれると思いました。

原作の徹底された設定づくりにはまった人には、鼻につく内容だったかもしれません。

ぼくは矛盾に気づいた上で号泣してるんで前者です。

物語が非常にテンポよく、飽きさせない内容だったのが大きいですね。

そういやゲーム新作が出るみたいですが、それ以上に今作のBlu-ray版が出るの、楽しみです。

STEINS;GATE Blu-ray BOX

STEINS;GATE Blu-ray BOX

STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム (通常版)

STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム (通常版)

*1:ゲームならトゥルーエンド

*2:エンドロールやウェブサイトでのキャスティングは岡部、まゆり、ダル、紅莉栖、るか、萌郁、鈴羽の順。あれ?と思ったけど、未来ガジェット研究所のラボメンナンバー順なのですね。

*3:間違ってビールを飲んだせいで、だけど。